「ミッドキャリア・コースは、私のキャリアを発展させるターニングポイントのひとつとなりました。学んだことを日々の仕事に活かしていきたいと思います。このコースを有意義なものにしてくれた関係者の皆様、そして経験豊かな参加者の皆さんに心から感謝しています」 2025年1月 ミッドキャリア・コース参加者 ミッドキャリア・コースは、平和構築や国際開発の分野で活躍する中堅レベルの専門家が、自らのキャリアの現状を把握し、キャリア目標を達成するための対策を立てることを目的とした専門能力開発コースです。 本コースは、平和構築や国際開発に関連する分野で7年以上の実務経験を有する方が対象となります。また、研修員の経験と知識を活用し、さらなるキャリア形成と管理職に必要なスキルを学ぶことを目的としています。 2024年度 (令和6年度) ミッドキャリア・コース 2025年1月6日から12日まで、広島大学東広島キャンパス(一部広島市内)で開催されました。日本、アフガニスタン、バングラデシュ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、キプロス、ケニア、パキスタン、フィリピン、韓国、ウクライナ、米国から研修員が集まり、国連児童基金、国連食糧農業機関、国連人口基金、開発系の銀行、NGO、政府機関、民間企業など、さまざまな職業に就いている方々が参加しました。 水鳥真美氏(元国連事務総長特別代表〔防災担当〕兼 国連防災機関長)とギオーム・フォリオット氏(国連システム・スタッフ・カレッジ、シニアアドバイザー)を中心に、国連、赤十字国際委員会(ICRC)、広島大学から計8名の講師が参加し、研修を行いました。 2024年度ミッドキャリア・コースでは、「自己分析」、「コミュニケーション」、「チームマネジメントとチームワーク」、「模擬面接」、「リーダーシップ」などのテーマが取り上げられました。 また、専門家によって、気候変動や災害リスクの軽減、武力紛争と人道的ニーズ、経済開発、戦略的先見性(国連2.0より)といった主要な地球規模課題の最新動向についても講義が行われました。 それぞれの研修員が豊富な経験をもって研修に臨んだことで、幅広い視点を共有することができ、また全体を通して、研修員同士やファシリテーターが双方向で学ぶ研修となりました。